第239章 本当にありがとう

北畑修の視線が、一条昴の肩越しに注がれる。そこには、サイドテーブルの上で燦然と輝く世界チャンピオンのトロフィーがあった。

照明を浴びて黄金の流光を放つその聖杯は、無上の栄誉の象徴だ。

北畑修はしばらくその輝きを見つめていたが、やがてその瞳には、心からの安堵と喜びの色が浮かんだ。

彼は橘凛と一条昴に向き直り、真摯な声で語りかけた。

「トロフィー、見たよ。正直、俺と昴が欠けてる状態で、まさか世界一を獲ってくるとはな……本当に驚いた。最高だ! みんな本当に強くなったんだな。大したもんだよ」

その口調には隠しきれない誇りが滲んでいる。それはチーム全体に向けられた誇りだった。

そして、彼の...

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